原油価格の下落に伴い、県内でもガソリンの小売価格が下がり続けている。15日までに多くの給油所がレギュラーガソリンで1リットル105―110円まで値下げし、那覇市内では同日、100円を割り99円にした給油所も現れた。一方、給油所関係者によると9月、10月の激しい価格競争で厳しい経営状況が続くという。県石油商業組合はことし1月から今月15日までに、18件の給油所の閉鎖があったことを明らかにした。
原油価格の高騰を受け本島では今年の夏ごろレギュラーガソリンの小売価格が一時、180円台後半まで値上がり。その後、原油価格の急落で小売価格も下がった。
那覇市や沖縄市などでは15日、先週から同日にかけ値下げし、レギュラーガソリン105―110円の価格にした給油所があった。値下げにもかかわらず、客が増えていない状況もあり、店側から「なぜだか分析が難しい」との声も上がった。
県石油商業組合の前原政信副理事長は「9月、10月の価格競争が激しく、その赤字を考えると今も大変だ。給油所が安定雇用をするためにも(冷静に価格を設定し)最低限の利益を取るべきだ」と話した。
市内で給油していた大城武秀さん(45)=那覇市=は「(小売価格が高騰した)夏の分を取り返しているという気持ちでうれしい。ただ、広い視野で見るとデフレスパイラルにならないか心配。一部が値下がりしても、経済全体で景気がよくならないといけない」と話した。





